日記
芳香療養=アロマテラピーに関する研究発表
フランスのルネ・モーリス・ガットフォセは、調香師、香料及び化粧品の研究者、経営者で、ある日実験中に手に大火傷を負って身近にあった【ラベンダーの精油】を患部に塗ったところ、目を見張る効果があり火傷が治ったことから、精油の研究を重ねました。
1928年 ルネ=モーリス・ガットフォセが精油を用いた療法を【アロマテラピー】と名付け、研究内容を出版
1961年 生物学者のマグリット・モーリー(フォセの弟子)が精油を植物油に希釈して、マッサージする方法を編み出し、この研究内容の論文を出版、美容やストレス解消、癒しを目的とするアロマテラピーを提唱する。マグリット・モーリーはアロマテラピーを美容分野で利用する方法をイギリスに弘めました。
1942年 フランスの医師ジャン・バルネは第二次大戦中の南部リヨンでレジスタンスとしてドイツ戦に参加、医師アシスタントとして活動
1950年~1953年バルネは(現在のベトナム・ハノイ市)に駐留して負傷兵の治療に当たる
このとき、ラベンダーやティトゥリーなどの精油を負傷兵に対して使用して医師による精油の医療現場へ本格的な導入を開始します。
抗生物質が十分に発達していなかった当時、この臨床データがバルネの研究の基礎となります。
1953年 バルネは陸軍長官の外科担当主治医を担う、第二次大戦中のレジスタンス活動も評価され、フランスの最高勲章であるレジオンヌドール勲章を授与されています。
1964年 バルネはエッセンシャルオイルから作った薬剤の臨床応用と研究を更に進め、自身の理論を洗練させていき『aromatherapie』(邦題「ジャン・バルネ博士の植物‐芳香療法」英題「Aromatherapy, treatment of the illnesses by the essences of plants」」)を著します。
1967年 『Health by fruits, vegetables and cereals』(果実、野菜並びに穀類による健康維持)
1972年 『Herbal medicine, treatment of the illnesses by the plants』 (薬草 - 植物による疾患治療)を著した他、数多くの論文を発表
1973年 エッセンシャルオイル(精油)の抗菌力を測定する新たな手法を開発し「アロマトグラム」と名付けて発表
1978年 イギリスのロバート・ティスランドが『THE ART OF ZROMATHERAPY』(芳香療法・理論と実際)を出版、今日のアロマテラピーを広げるきっかけとなる
1994年 ベルギーのドミニック・ボドウー薬学博士が来日、メディカルアロマテラピーについて研究内容を講演、日本においてメディカル・アロマテラピーの概念が広まることとなる
1998年 メディカル・アロマテラピーの概念を『ケモタイプ精油辞典』として出版